『ジーナ式 カリスマ・ナニーが教える赤ちゃんとおかあさんの快眠講座 改訂版』より、0歳の赤ちゃんのよくある睡眠トラブルとその対処法についてまとめました。
寝つきが悪い
ほとんどの場合、寝つきが悪い原因は疲れすぎか興奮しすぎによるものです。
起きている時間が長いと、疲れすぎてなかなか眠れなくなってしまいます。
月齢に合わせた睡眠スケジュールに沿って生活し、長時間起こし続けないようにします。
また、眠る前に刺激を与えすぎることも、興奮して寝つきが悪くなってしまいます。
6ヶ月未満の赤ちゃんは、寝る20分くらい前から静かに過ごすようにしてください。
6ヶ月以上の赤ちゃんでも、寝る前には激しい遊びは控えた方がよいです。
そして、寝かせる際には話しかけすぎないように注意します。
大好きなママがたくさん話しかけてきたら、赤ちゃんは嬉しくてテンションが上がってしまいます。
ちょっと寂しいですが、寝かせる際には、静かに穏やかな口調でおやすみの挨拶をするだけにします。
↓それでも寝つきの悪さが改善しない場合はこちらをご覧ください。
1人で寝付けない
ジーナ式のネントレでは、1人で寝付けるようになることを目指します。
ベッドに寝かせる際には、必ず赤ちゃんが目を覚ました状態で寝かせます。
ミルクを飲みながら眠ってしまった場合は、そのままベッドに移すのではなく一度おむつを替えるなどして、赤ちゃんが半分目を覚ました状態にしてから寝かせます。
ミルクを飲みながら眠ってしまうと、数十分後にはげっぷが苦しくて泣いてしまいますし、横になった状態でミルクを吐いて窒息する恐れもあります。
また、途中で眠ってしまうと十分に授乳できず、せっかく眠っても空腹ですぐに目を覚ましてしまうことにもなります。
しっかりと起きた状態で授乳し、眠そうにうとうとしている状態まで赤ちゃんを起こし、しっかりとげっぷを出してから寝かせてください。
1人で寝つく方法を身に付けてもらう為、辛いですが5分~10分は泣いても様子をみましょう。
ベビーモニターで様子を確認し、ぐずっていても目を閉じて眠りにつきそうなら静かに見守ってください。
寝てもすぐ起きる
寝てもすぐに起きてしまう場合は、空腹の可能性が高いです。
しっかりと必要量の授乳ができているか確認してください。
特に、お風呂の後の授乳(18時台の授乳)は途中で眠ってしまいやすい為、注意が必要です。
19時からの睡眠時に長時間眠れず起きてしまう場合には、眠気によってしっかりと授乳できていない可能性が高いです。
18時台の授乳時にとても眠そうにしている場合には、明るい部屋で授乳を始めて、最後に薄暗い部屋で授乳をしてください。
朝早く起きてしまう
乳幼児は早朝5時~6時ごろに眠りが浅くなります。
早朝に目を覚ましてもそのまま1人で寝ついてくれる場合もありますが、そうでない場合は以下の2点を確認してください。
1点目は、しっかりとお部屋が暗くなっているかどうかです。
眠りが浅くなっている状態のときに、日の光がお部屋に入り込んで明るくなってしまうと、完全に目が覚めてしまいます。
ドアとカーテンを閉めるとお部屋の中が真っ暗という状態を、朝7時頃まで保てるように、遮光カーテンなどでお部屋を整えてください。
2点目は、夜中の授乳と同じように対応しているかどうかです。
早朝目を覚ましてしまった場合でも、カーテンなどは開けずに夜中と同様に薄暗い中で極力静かに対応します。話しかけたりせず、できる限り赤ちゃんを刺激しないようにします。
また、6ヶ月以上で22時30分の授乳を卒業した赤ちゃんの場合には、19時前に眠ると7時より前に起きてしまいやすくなります。19時以降に寝かせるようにしてください。
まとめ
0歳児でよくある睡眠トラブルは、空腹と疲れすぎ(興奮状態)である場合が多いです。
赤ちゃんの発達の具合をよく観察し、授乳量と活動時間の調整をしてみてください。
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