夫が感じた、男性が育児で苦労する社会の壁

男性が育児で苦労する社会の壁 育児コラム

夫は積極的に育児に参加する良いパパです。
ですが、社会の中でパパとして子育てをするのは、少々大変なようです。

まだまだ実生活の中では男性の育児参加の意識が浸透していないようで、色々と苦労する場面があるそうです。

夫

社会の中で男性が育児をしてみると、まだまだ”育児=女性”を前提としたものが多く困ってしまう場面も多くあります。
育児をする男性の存在が、もっと実生活の中で意識されると育児しやすいのにと思います。

今回は、うちの夫が感じた、男性が社会の中で子育てをすると苦労する点についてお話していきます。

職場での理解

夫は男性ばかりの職場で働いています。

子供のいる人も多いのですが、まだまだ職場での理解は薄いそうです。

夫

”子供が~なんで休ませてください””えっ、なんで?”という会話が度々繰り返されます。
なんで?って・・・子供が~だからって説明したはずなのに・・・。
子供を理由に仕事を休んだり、途中で帰ったり、という発想がそもそもない人がまだたくさんいます。

仕事の調整が大変

育児について職場の理解が薄いと、仕事の調整などが大変になってきます。

これは、子育てをしながら働く女性も同様の悩みではないでしょうか。

現在、共働き家庭の割合は約65%程度です。
男性が育児を理由に仕事が調整できないと、女性ばかりに仕事や家事の負担がかかってしまいますよね。

外出先でのお世話が困難

子供(特に赤ちゃん)と一緒に外出すると、お世話が困難に感じる場面が多々あるそうです。

授乳室やオムツ替え台が女性トイレにしかない

授乳室やオムツ替え台が女性トイレにしかなかったり、女性トイレの中を通過した奥に設置されていたりすることがあります。

これでは、パパが赤ちゃんをお世話したくてもできなかったり、入りづらかったりしますよね。

夫

男性が入っていって他の女性が嫌な気分にならないかなとか、色々気を遣ってしまいます・・・

乳幼児向けイベントに参加しづらい

乳幼児向けのイベントが色々と開催されていても、男性はなかなか参加しづらかったり、参加できなかったりします。

乳幼児向けイベントの多くが、平日の昼間に行われるので、子育てに役立ちそうなイベントや楽しそうなイベントに参加してみたくても、育休中の方や主婦の方しか参加が難しかったりします。

特に、行政がやっている乳幼児向けイベントは、ほとんどが平日の日中開催です。
子育て支援に力を入れている自治体は子育て相談やイベントを多く開催していますが、平日にしか開催されないと参加や利用が限られてきてしまいます。

特に3歳以下向けのイベントは平日開催がかなり多く参加できないことが多いですよね・・・。
仕事を休んで参加しても、男性は夫1人ということがほとんどで少し居心地悪そうです。

母親教室などは母親限定

両親学級は男性も一緒に参加するようになってますが、産後は、母親教室や沐浴指導・離乳食栄養相談などが母親のみの参加を前提としていたり、父親の参加は断られてしまうこともあります。

夫は沐浴指導の参加を希望していたのですが、産院に断られてしまいました。

夫

赤ちゃんの沐浴だってやる気満々だったのに、指導を断られたのは残念だったな・・・。

パパ同士の育児交流の機会が少ない

女性の場合、産院での入院生活中や母親教室、子育て支援センターや子供向けイベントなど、ママ同士交流の機会は色々あります。ですが、男性の場合、パパ同士が交流する機会はかなり少ないです。

男性同士、子育ての悩みや辛さを分かちあったり相談したりする機会はほとんどないようです。

私の住んでいるところは子育て支援センターが平日の日中しかやっていないので、平日に仕事をしている人が利用するのはかなり難しく、支援センターに男性が来ているのを見た事は一度もありません。

夫

平日仕事を休んだときにしか利用できないから、近くの子育て支援センターで他のパパと会ったことってないなー。正直、子育て支援って男性は利用しにくいよね。

育児グッズが使いづらい

夫は背が高いということもあり、育児グッズに使いづらさを感じることがあるそうです。

育児グッズが女性の使用を前提とした作りになっている為、男性が使用すると小さかったりきつかったりするようです。

夫

ベビーベッドでは腰を痛めたし、抱っこ紐はギリギリ使用できました。
自分は痩せ型だから抱っこ紐を使えたけど、普通体型以上の男性であれば使用ができないこともあるんじゃないかな。
あと、育児グッズが可愛すぎちゃうと、外出先で使いづらいですね。

おまけ

これは、夫が常々言っている愚痴なのですが、近所のスーパーで特売チラシを配られないそうです。

他のお客さん(女性)にはレジで特売チラシを渡しているのに、夫がレジでお会計をすると特売チラシを渡されず、わざわざチラシ下さいと言わなければならないそうです。

わざわざ言わないと特売チラシを貰い損ねてしまうので、チラシの有無には常に目を光らせているようです。

夫

近所のスーパーの野菜の底値や時期は、ばっちり把握してるんだから!
特売情報は、主婦のみなさんにだって負けないんだからっ!

最後は、節約家夫の愚痴ですが、スーパーの特売チラシの配り方にも、まだまだ家事・育児に関するジェンダーが根強くあるんだなと思い知らされました。

男性だって女性と同じように家事・育児をするんだという前提で、商品や制度などが作られたらいいですね。

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