アトピー2歳児の肌ケアとかきむしり対策

子供の肌ケアとかきむしり対策 子供の健康管理

うちの息子は新生児の頃からずっと肌が弱く、アトピー体質です。

そんな息子に0歳児の頃から気を付けている肌ケアやかきむしり対策についてお話します。

気を抜くとすぐに肌荒れして血が滲むので、肌が弱い子のケアって大変ですよね。
私も赤ちゃんの頃からのアトピー体質なので似てしまったのかもしれません。
ご紹介する肌ケアは、肌が弱い私自身の実体験に基づくものでもありますので、大人でも効果的です。是非、大人も子供も参考にしてみてください。

保湿

とにかく保湿が一番大事です。

夏でも冬でも、一年中保湿します。

子供たちはプロペト(白色ワセリンより精製度が高いもの)を、お風呂上りに全身に塗って保護しています。

息子は特に乾燥や刺激に弱いので、お風呂上りだけでなく外出前や食後など、日中も何度か顔に塗っています。

冬の時期は乾燥しやすいので、病院で処方されたヒルドイドローションも塗っています。
ヒルドイドローションをしっかりとお肌になじませしっとりとさせた後に、プロペトを上から重ね塗りします。

ヒルドイドは肌の水分保持機能を助けてくれるので、プロペトだけでは肌が固くなってしまう冬には、ヒルドイド+プロペトの二重の保湿で挑んでいます。

お手入れを忘れがちなのが、耳です。
特に耳の付け根部分は切れやすいので、耳切れしていないか見てあげることも大切ですね。

爪を削る

アトピー体質の子の場合、爪は切るよりも、”削る”ことをおすすめします。

子供の爪って薄くて結構鋭いですよね。
この鋭い爪でお肌をひっかくと、すぐに傷ができてしまいます。

特に肌が弱くかゆみが出やすい子の場合、肌をかきむしって血が滲むことは日常茶飯事かと思います。

肌をかきこわしてしまうと肌荒れが悪化し治りが遅くなりますし、かゆみも増してまたかきむしってしまう・・・を繰り返すことになります。

小さい子供に”かいちゃダメ!”と言っても、かかずに我慢するのはかなり難しいので、ひっかいてしまっても肌へのダメージを最小限に抑えるためにも、爪はこまめに削って可能な限り短くしておきます。

爪切りで切るよりも、やすりで削った方が爪の鋭くなりませんし、より爪を短く整えるのならやすりの方がやりやすいです。

電動の爪やすりもありますので、指を立てても爪が肌に当たらないくらい徹底的に爪を短くしておきましょう。

ミトンをはめる

ひっかき防止として、赤ちゃんにはミトンもおすすめです。

赤ちゃんの爪は本当に小さくてしっかり削るのも一苦労ですし、5ヶ月くらいまでであればあまり嫌がらずにミトンをつけてくれるかと思います。

赤ちゃん用のミトンは、手首がゴムになっていてすぐに取れてしまうので、手首を圧迫しない程度にゆるくテープを巻いていました。

子供や大人用にもひっかき防止のミトンが販売されていて、私も夜寝るときに使用しています。
生地が二重になっているので、かいてもひっかき傷ができないようになっています。

現在2歳児の息子にミトンを使用するのは嫌がって難しいですが、4歳くらいになって夜間のかきむしりがひどかったらまた使ってみようかなと思っています。

お風呂に注意

お風呂で肌が温まると、非常にかゆみがでやすくなります。

また、長湯のしすぎ洗いすぎによって肌の皮脂が落とされ過ぎてしまうおそれもあります。

肌が弱い子とのお風呂は、お湯の温度は低めで長湯はしすぎないことが重要です。
また、ボディソープ等で全身をしっかり洗いすぎないことも大切です。

アトピー体質の子は皮脂の分泌が少なかったりしますので、肌のべたつきや汚れが気にならなければ、ボディソープや石鹸を毎日使う必要はないのではないでしょうか。

お風呂上りはかゆみが強くでることと、肌が水分を含んでやわらかくなっているので、肌のかき壊しが非常に起こりやすいので要注意です。
お風呂はアトピっ子にとっては苦行のようなものですので、なるべく刺激を与えないようにしてあげてください。

肌に触れるもの対策

肌が弱いと、ちょっとしたことも刺激になってしまい肌荒れを起こしてしまいがちです。

服や下着、寝具など、長時間肌にあたるような物は要注意です。

服や下着のゴムの締め付けがきつい、タグが大きくて肌をこする、線維がチクチクするなどは、肌荒れを起こす原因になってしまうので、このような物は避けた方がよいです。

また、柔軟剤や柔軟剤入り洗剤も肌への刺激になってしまうので、使うことは避けた方がよいです。

洗濯の際、柔軟剤は最後のすすぎの水と一緒に使用するものです。
衣服に柔軟剤の成分が残った状態となってしまうので、肌が弱い子の衣服には柔軟剤は使わない方がよいのではないでしょうか。

柔軟剤入り洗剤は普通の洗剤と同じような使い方をしますが、時間差で柔軟剤の成分が溶けだすようになっているので、やはり衣服への残留が気になります。

私は以前、柔軟剤入り洗剤を使ったことがあるのですが、汗をかいたら柔軟剤の成分が流れ出てきたのか、首周りから胸のあたりまで真っ赤な湿疹が大量にできてしまいました。

子供はよく汗をかきますし、柔軟剤入り洗剤も肌への刺激になってしまうかもしれません。

普通の洗剤でも衣服への残留が気になる場合には、洗濯機を縦型の物にして、たっぷりのお水ですすぎ2回洗いにしてみてください。
縦型洗濯機はドラム式洗濯機よりも使用する水の量が多いので、しっかりと衣服をすすぎ洗うことができます。

ステロイドの使用

肌荒れを起こすと皮膚科でよく処方されるのが、ステロイド入りの塗り薬です。

ステロイドは、体の炎症を抑えたり免疫機能を抑えたりする作用があるお薬で、使用に際しては(たとえ市販品でも)注意が必要なものです。

ステロイドの使用に関しては様々な意見があり、できる限り使用を避けたい・本当に肌荒れがひどくなったときだけ使用したい・使うときはほんのちょっとだけ使いたいなど、ステロイドの使用に積極的ではない人も多いかと思います。

我が家では、アトピー体質の息子に対しては、赤みがでて肌荒れを起こしそうと思ったら、適切な強さのステロイドをすぐに塗るようにしています。
息子の場合、肌荒れが初期の頃であれば、弱いステロイドを2、3日塗れば肌荒れは収まりますが、保湿のみで様子見をしていると、軽い肌荒れでもどんどん悪化して治るまでに数か月もかかってしまいました。

肌荒れが悪化してからステロイドを使用すると、使用期間も長くなってしまいますし、より強いステロイドを使う必要も出てくるかもしれません。

過剰に使用を控えたり恐れたりせず、軽い炎症の段階ですぐにステロイドで対処するのが、結果的に一番肌にとってストレスがかからないのかもしれません。

サージカルテープ

治りかけの傷をいじって悪化させない為に、我が家では傷あとを保護するサージカルテープを使っています。

せっかく治りかけているのに、傷口をいじってひっかいてしまったり、かさぶたを剥がしてしまったりしては、一向に傷が治りません。
絆創膏を貼っても、気になってすぐに剥がしてしまい役に立ちませんでした。
そこで我が家では、ネクスケアの傷あと保護メディカルテープというものを貼って保護しています。

傷あとの上から直接貼っているのですが、子供がいじってもなかなか剥がれず、テープを剥がす際の痛みなどもないようです。

血が出ているような傷には直接貼れませんが、絆創膏の上から貼ると絆創膏も剝がれにくくなります。

かさぶたを剥がしてしまったり、絆創膏を取ってしまうことは、子供あるあるだと思います。
肌が弱い子以外でも、傷跡にテープを貼っておくのはおすすめです。
テープに可愛いイラストを描いてあげると、子供も喜んでつけてくれると思いますよ。

まとめ

アトピー体質の子供の肌ケアは、とにかく肌に刺激を与えないことです。
そして、肌への刺激に対しての防御力を高める為に、保湿はしっかりと行うことです。

また、アトピーだと非常にかゆみがでやすいので、かきむしり対策も必須です。

肌をかきこわして肌荒れを悪化させない為にも、爪をできるだけ短く整え、傷あとはテープで保護しましょう。

私の場合、小学校に入る頃にはだいぶ肌の調子が落ち着いてきました。
肌が弱い子のケアは大変ですが、こまめなケアは小学校に入るまでの辛抱かなと思います。
みなさん一緒にがんばりましょう!

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