ジーナ式ネントレでは、赤ちゃんが1人で寝つけるようになることを目指します。
ベッドに横にしたら自然と1人で寝つける・一度目を覚ましても再び1人で眠りにつけるようにする方法が、ジーナ式「クライ・ダウン・メソッド」です。
赤ちゃんが1人で寝つけるようになると、寝かしつけが不要になります。
また、真夜中に夜泣きで起きることもなくなり、家族みんながぐっすり眠ることができるようになりますよ。
クライ・ダウン・メソッドとは
お腹がいっぱいで疲れて眠いのに、眠り始めて30分~45分程度で目が覚めてしまい、10分~20分ぐずった後にまた30分~45分程度眠るという睡眠サイクルを繰り返すことを、著者のジーナさんは「クライダウン」と呼んでいます。
ちょっと眠ってはぐずりを繰り返す赤ちゃんや、眠りが浅くなるともう一度眠りにつくことができずに起きてしまう赤ちゃんが、もう一度1人で眠りにつくことができるようにする方法が「クライ・ダウン・メソッド」です。
眠いな~という状態から1人で寝つける赤ちゃんになると、入眠がスムースになるだけじゃなく、お昼寝時間終了まで起きることなく眠ってくれるようになります。
夜の眠りの質も向上しますし、赤ちゃんの寝かしつけも不要になりますよ。
ステップ1
↓クライ・ダウン・メソッドを始める前に、空腹が原因でないかよく確認してください。
↓12時台のお昼寝が上手くいかない場合は、お昼寝時間を調整してください。
↓寝つきが悪い場合には、まずはこちらからお試しください。
赤ちゃんのクライダウンの原因が空腹やお昼寝時間などでないと分かってから、「クライ・ダウン・メソッド」を行います。
ステップ2
お腹がいっぱいで疲れて眠いはずなのに、上手く1人で寝付けない場合や、すんなり寝付いたのにすぐに途中で目を覚ましてぐずってしまった場合には、「クライ・ダウン・メソッド」によって1人で寝つけるようにサポートします。
まずは、赤ちゃんが1人で寝付けずにぐずり出しても、とりあえず様子見をします。
ベビーモニターで赤ちゃんの様子を10分程度は見守っていてください。
泣いている様子をじっと見守るのは辛いかもしれませんが、目を閉じてぐずっていたり、ぐずり声が途切れ途切れになってきたら、もう少しの辛抱です。
1人で寝つく感覚を覚えてもらえるように、じっとモニター越しに応援していましょう。
ステップ3
赤ちゃんが1人で寝つくまでには時間がかかってしまいますが、通常は10分程度(疲れすぎていると20分程度)で眠りに落ちます。
10分程度様子をみても寝付く様子が見られない、20分以上ぐずっても眠れない場合には、一度赤ちゃんを起こします。
泣き続けていて一向に寝つく様子が見られない場合、その状態を放置すると、眠りが浅くなって目を覚ました途端に泣くのがクセになってしまうそうです。
赤ちゃんの様子見も大事ですが、寝つけそうにないときには無理しないことも大切です。
12時台の長いお昼寝でクライダウン状態になり寝付けない場合には、月齢にもよりますが、一度赤ちゃんを起こして後で短めのお昼寝を2回させるようにします。
ステップ4
お昼寝でクライダウンの状態が続くようでしたら、お昼寝環境も見直してみてください。
赤ちゃんのお昼寝を、クーハンやバウンサー、ベビーカーなどベッド以外の所でしていると、赤ちゃんの眠りが浅くなりがちです。
新生児の頃はよく眠っていても、成長してくるとだんだん寝づらくなってくるようです。
活発に動くようになったら今までの睡眠環境を見直し、ベッドで寝かせるようにしてください。
大人でも、ソファーで眠るのとベッドで眠るのであれば、断然ベッドの方がよく眠れますよね。
ソファーでも眠れますが、眠れる=良い睡眠ができた、ではないですよね。
赤ちゃんにしっかりお昼寝してもらう為には、ベッドで寝てもらう方が良いと思いますよ。
複合的な睡眠トラブルには?
1人で寝付けない+睡眠リズムが不規則、クライダウン状態+寝つきが悪い+睡眠リズムが不規則など、睡眠トラブルが複数ある場合には、まずはしっかりと眠ってもらうことを最優先します。
日中のお昼寝状況は、夕方の授乳に影響してきますし、夕方の授乳がしっかりできないと夜間にしっかりと眠ることができなくなってしまいます。夜しっかりと眠れないと、次の日には疲れて機嫌が悪くなり寝つきも悪くなり・・・・と睡眠トラブルは連鎖し悪化していってしまいます。
睡眠トラブルが複数ある場合には、1人で寝つくことやベッドで寝てもらうことなどは一旦置いておいて、どのようなスタイルであっても、日中決まった時間にしっかりと必要な時間だけお昼寝することを最優先してください。特に、12時台のお昼寝はしっかりと眠ってもらうようにします。
まずは睡眠スケジュールをしっかりと整えた上で、1人で寝つけるようにサポートしていきます。
決まった時間にしっかりと眠るリズムが1週間~10日ほど続けば、多少のぐずりはあっても他の睡眠トラブルも改善しやすくなります。
まとめ
寝かしつけ不要の1人で寝つける赤ちゃんにするには、自然に眠気がやってくるタイミングでベッドに寝かせ、自分で眠りに落ちる感覚を覚えてもらうことが大切です。
その為には、ぐずって泣き出してもすぐに抱き起したりせず、10分程度は様子見をしながら応援してあげてください。
1人で寝つけるようにするというステップは、ある程度十分な量の睡眠がとれていることを前提としています。
寝てくれないなどの深刻な睡眠トラブルがある場合には、まずはしっかり赤ちゃんに睡眠をとってもらうことを最優先させてください。
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